担当者(Bさんとします)の方が本部へ戻り挨拶訪問したところ現在のシステムが残予算で導入したシステムのため、かなり機能が絞られた仕様となっていたようです。
現システムではバージョンアップでは対応できず、必要な機能を備えたシステムにするには新たに購入しなければならないとメーカー営業から言われたようです。
そうであれば他社も含めプレゼンを行い決めれば良いと社内で提案していただき当社も参加することができるようになりました。
入札仕様を決める段階でBさんの要望がなかり詰め込まれたため、入札できるメーカーがかなり絞られました。当社でもこの仕様は満たれておらず、新たに開発が必要となります。本社開発と掛け合い開発可能との返答をいただき入札条件を満たし無事落札ができました。規模にして一億ちょっとの案件となります。
新たに開発する部分も多くあり、昼夜とはず作業にかかります。
稼働日では当初思っていたところまで開発が進まず、稼働日の延期となります。まずいことになったと思いつつBさんへ説明を行い上司の方へも説明を行いました。稼働の延期について了承いただき、開発を進めます。
稼働日が近づき不眠不休で対応し何とか稼働日に間に合わせることができました。
担当者Bさんも満足はしてくれましたが、ここはスタートでゴールではないと言われます。これは引き続きカスタマイズの要求があるよということでした。
実は入札前にもひと悶着がありまして地元の販社が当社のシステムの入札に参加させろとしつこく言ってきました。今回の入札は販社はどこも通さないと伝えたところ、販社の社長に待ち伏せされかなりの勢いで脅されました。
ただ私も関西に住んでいたため、このような方とはしょっちゅう(かなり昔の話です、最近はこんな方いませんよ)、見てきましたので関西の人たちに比べるとやや迫力が欠けるな~と思いながら聞き協業は無理です!と言って帰ったことがあります。しかしこの販社の社長が入札予定の会社に泣きつき、Bさんよりこの販社を通じて入札してくれないか、と打診があったためしかたなくこの販社を通じ入札しました。もちろん販社より入札金額については事前に教えていただきました。
入札後この販社の社長に呼出され、社長からの忠告を聞き入れなかったのは君が初めてだと言われ(良いことなのか、悪いことなのかわかりませんが)、今後も長い付き合いとしてほしいとのことでした。
別に反社ではないので筋さえ通してビジネスができるのであれば当社もこの地域での拡販ができるようになるので大歓迎です。
#5へ続く