Daily life of entrepreneurship and hobbies

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趣味と日常の生活#14

大手外資系メーカーとの協業について新聞でも「小さく」ではありますが発表されました。最初のころはお互いを尊重し活動していましたが、少しずつ認識のズレが出てきました。

まずは同じ施設にお互いが営業を掛けることがあり、どちらに優先権があるのか?外資系メーカー担当者が当社の製品を詳しく知らない営業もおられ、ありもしない機能を顧客に伝え色々と騒動となりました。

最初の協業時に詰めなければいけないことを行わなかったため後々問題が生じることとなりました。

社長は外資系メーカーに何要らないことをしてるだ!!と抗議を何度もしていたようで外資系メーカーも嫌気がさし1年ちょっとで協業関係は終了することとなります。

その後また別の大手外資系メーカーとの協業も行いますが社長との関係がこじれ2年も持たず協業関係は終了となります。

また当社で開発を何度も行っては完成できないシステムをフランスの開発会社と協業することとなりました。

このシステムは非常によくできたシステムで私の案件でもオプションとして何件か導入を行いました。

このフランスの会社から販売目標を提示されていたので目標達成できるよう販売したところ、また当社社長とフランスの会社と交渉がこじれ、契約が終了されます。

こちらとしては目標達成のために販売したが「梯子を外された」ような形となり今後のサポートをどうするか支店内で打合せを行います。

幸い障害の少ないシステムだったため、導入後のトラブルはほぼ無い状態で乗り切ることができました。

まあだいたい社長が協業する会社との取引き期間がほぼ2年弱ということがわかってきたので、今後の協業案件については注意し対応してくことを支店内の会議で確認します。

当時の社長は気分屋的なところがあり、さまざまな問題を引き起こしますがなぜか導入する施設担当者からの受けが良いことが多いため、何とか会社が成り立っている状況です。

追っての話となりますが、後継者になるような人たちはみんな辞めていき、ベッタリマンだけが会社に残ることとなったため同業他社に買収される形となります。

そのような社長ですが、会長を含め現場の人たちは必至に働き、売上げは順調に伸びていきます。

趣味と日常の生活#13

乗っ取りマンが私の管轄している支店の次期予算策定について勝手に作成し役員承認を得るような手続きを進めていました。流石に他の役員連中からこの予算は到底無理があるとのことで再度見直しの機会を頂き前年実績プラス10%の予算で承認を得ることができました。

乗っ取りマンが次に仕掛けてきたことは私の管轄している人材を他支店もしくは本社への引き抜き工作です。

優秀なエンジニアや営業を抜いて弱体化させる計画です。

これは私の管轄支店だけではなく社長グループベッタリマン以外の他の支店へも行われました。

このように書いていると物凄い会社のような感じですが、実は表に出るような仕掛けではなく裏でコソコソと行われているため、周りはこのような事態について知らない状況となっています。

よく人事や新事業等は発表されるまで社員は知らない状況と同じことです。

私の勤めていた会社は良くも悪くも支店長クラスまでは情報が降りてくる会社だったため、色々と手が打てて悪い状況を回避できました。

また本社で居づらくなった人達を私の支店へ転勤扱いで回してきます。

これが実は幸い良い方向に転換し環境を変えることでやる気を失っていた人たちがやる気になり、よく働き良いアイデアも出してくれました。

良い循環が重なりさらに売上げを伸ばす状況となります。

その頃乗っ取りマンは私の管轄する支店では手が打てなくなったのか違う手段に出てきました。

やはり大手企業で勤めていただけのことはあり、計画と立てることについては良い方針を出してきます。しかし彼の中であった乗っ取り計画が予定通りに進んでいなかったため、少しことを焦ったのかもしれません。

創業者である会長の押し出しを計画したようです。

すでに会長からかなりの権限を奪っていましたがまだ会長にシンパがいると勝手に思い込んでいたようです。

前に大手企業にいたのでそのような派閥等が当たり前に思っていたようですね。

取締役会で会長の退任決議を議題として提示したようですが、ほぼすべての役員から反対を受け、この乗っ取りマンの計画は終了となりました。

社長の甥っ子を入社させたり色々と社長に気に入られるような政策を行っていたようですが、社長の方が一枚上手でこの乗っ取りマンを利用するだけ利用したようです。

このようなことがあり会長がめでたく復権できました。

その後、今度はメイン銀行から出向の形で経理部にオカタイマンの登場です。

東大卒でしたが都銀の出世街道からは外れたようで、残りのサラリーマン人生を過ごそうとしているみたいです。

物静かな人でしたが銀行特有の改革案矢継ぎ早に出してきました。

また営業には多少の無駄が必要と考えていたのですが、そのような部分にもメスが入ります。

出張へはこのルートを使えや宿は本社が指定し予約を取るといった形です。

宿はなかりランクが下がり、暗ーいどんよりしたようなホテルばかり選択されます。

そうなると出張へ行きたくなくない人が続出し経費は減りましたが売上げも減ることとなりました。

本社会議でこの部分について議題となり規定範囲内であればどこのホテルを使おうが良いのでは無いかとの結論となりました。(当たり前ですけどね)

オカタイマンの張切りは続きますが、社長の政策で大手外資系メーカーとの協業が発表されました。

趣味と日常の生活#12

出張や移動に使ったチケットは持ち帰り精算時に領収書と一緒に添付する等、色々と面倒な作業が増えてきました。

理由はカラ出張をする人が出てきたためです。

飛行機や新幹線の予約をネット決済し領収発効後にキャンセルをする方法を使い、会社から出張費用を取っていた人物がいたのです。しかも本社勤めの古株です。。。

本当に困ったものです。

こういった不正や横領についてバレないと思っているのが不思議です。

1~2回成功するとだんだんと犯行が大胆になってきてバレる!といったところでしょうか。

やはり悪いことは必ずバレるし、後ろめたい気持ちで過ごすのも良い感じではありませんので手を出すべきはありません。

さて乗っ取りマンが来てから社内の制度がコロコロ変わり社長(元副社長)の権限がさらに強くなります。

この社長は業界では顔が広く外向けには人気があり色々と商談を引っ張ってくる能力に長けております。

ただ性格がきつく、自分はすごいだろ~感が強いため本社では社長ベッタリマンになれない人はすぐに辞めていきます。

乗っ取りマンは張り切り10年計画なるものを作成してきました。

10年後には100億の売上げだ~❕と。。。

会社もホールディングスにして分社化していく、と。

まあ長期的な計画は参考になり面白いな~と感じておりました。

しかしどんどん本性を現し各支店の次年度契約時には各支店から出してくる計画に1.5~1.8倍の予算を付け各支店に返してきます。

当然、そのような予算を達成できる支店は少なく、自分のお気に入りの支店には少し落とした予算にされておりました。

もちろんその支店は毎年予算を達成し一番高い評価を受けます。

各支店も通常であれば良い伸び率で推移していましたが変な予算を付けられているため未達成の支店が続出します。

(銀行や投資家には低い予算計画を提示、毎年達成をしている業績と伝えていたようです)

そのため、未達成支店のボーナス等は低く抑えられ仕事ができる営業や開発、SEがどんどん辞めていく形となりました。

幸い私の支店はたまため大型案件を確保できたりしたため予算達成できる支店となります。こうなると乗っ取りマンは面白くなかったのか、私の支店管轄について今後は乗っ取りマンが上司になると通達が受けました。

毎月の会議に乗っ取りマンが支店に訪れ私の指示をことごとく潰していきます。

そのため、同年の予算未達成の支店となり会議の席で追及を受けます。

ただ私も方でも予防線を張っていて毎月の本社会議時に乗っ取りマンが却下した内容を本社会議では発表していました。そこであえて乗っ取りマンに却下される場面を作り、乗っ取りマンの計画で進めるといった形にしました。

そのため予算未達成の本社会議時には社長、乗っ取りマンから強く叱責を受けることとなりましたが他の支店長共々一緒にシラケた感じで聞いていました。

そこで私から会議の席で来期は私の計画でやらせてほしいと言いました。

予算未達成であれば責任取りますよ!と伝えたところ、それであればとのことでOKをもらえました。

私も少しズルい考えではあったのですが、今期は最後に少し売上げが上げる案件を次期にズラし次期売上に上乗せにしようと考えた節があります。

それと報告はしていないのですが、中規模案件を数件抱えていたのでそれを受注できてば予算達成は見えてくるとの判断でそのような発言をした次第です。

まあ、営業は少なからず隠し案件をもっているのが当たり前ですよね。

そのようなずる賢いこともあり、次年度は予算達成し乗っ取りマンがますます私の支店に向け敵意を出してくるようになります。

乗っ取りマン登場#11

旧財閥系から入社したおっさん(乗っ取りマン)は経営企画部門に入り、色々と口出しをしてくるようになります。

*【乗っ取りマンとは将来会社を自分の物にしようとする人物のことである】

副社長と結託し社長の権限を省くような政策をどんどん出してきます。

期が変わり取締役会が開かれ現社長が会長、現副社長が社長へと昇格人事の発表がされ、旧財閥系から入社した乗っ取りマンはちゃっかり取締役へと就任していました。

短期、中長期計画を発表し第二期創業計画を立て今まで現場で働いていた人たちと一度フラットな関係に戻すと言ってきました。

まあその辺りはどうでもよかったので関係ないといった感じで仕事をしておりました。しかし裏では自分たちの思い通りにするため色々と仕掛けをしてきました。

この話の前に、私が以前に大型案件の受注をした時、新聞にも載るような大きな事件があったので記載します。

それは大型案件の入札前ごろだったと思いますが大手外資系メーカーからある一人の人物が出向の形で当社に来ることとなりました。

この人物が色々な関係部署に顔が利くとの触れ込みでしたが、私の直属の上司がこの人物のいていた会社に以前勤めていたため素性を教えていただいていました。中々クセの強い人物だと。。。

この直属上司も大型案件の途中で入社前の条件と違うとの理由で別の外資系メーカーに転職することとなります。

大型案件を大手メーカー窓口として参加することとなったため、大手メーカーから金額について何度も減額要求がきます。しかしカスタマイズ要求も大きい案件のため、減額要求には多少は応じましたがそれ以上については断っていた状況が続きます。

しかも入札後に減額要求をしてくるのでやはり大手は抜け目がありません。

ところがある日大手メーカー担当者から減額ありがとうございます!といったメールが届きます。何のことか分からず確認したところ、外資系メーカーから出向できているおっさんが勝手に値段を下げる交渉をしていたことが発覚します。

すぐに抗議しましたが役員から承認をもらっていると、この出向者が言ってきます。出向で来ているにしろ、会社の利益を下げて喜んでいるのですから困った奴がまた増えたなと。。。

この出向者ですが、バレンタインデーに本社女性から義理チョコ配りでもらったお礼がブランド物のバックを渡していたようで、よくそんなお金があるな~と噂になっていました。

本社従業員も夜飲みに誘われキャバクラとか豪遊し支払いはすべてその出向者が払っていたようです。

資産家のぼっちゃんかと思っていましたが、その矢先本社に警察が聴取しにやってきたと連絡があります。

だいたいどういうことが起こったかわかりますよね!

そうです!!横領です。

この出向者は出向元の外資系メーカーのお金を横領していました。

その金額はざっと40億ちかく。。。

韓国のカジノで全部使ったと証言したようですが、そんなに使えるわけはなく裏に黒幕がいてるな~と。

そんな出向者に大きな権限を与え勝手に減額し会社に損失を与えることについてどういうことか教えてほしいと本社会議の席で発言しましたが、、、

横領について当社に損失はないとの一転張りでした。そういうことを言っているのでは無いのですけどね。。

あいかわらすどうしようもない副社長グループだなと。。。

社内でも調査が始まりこの出向者と食事に行き奢ってもらっていた人たちもペナルティを受けることとなりました。

そのような事件もあり社内の管理が更に厳しくなります。

本社の足引っ張りマン#10

1月4日の稼働立会いを行います。

ほぼ施設からの要望を聞き入れたシステムとなったため、既存システムとは大きく違うカスタマイズされたシステムとなりました。

そのため、稼働日ではデータがきちんと処理されるか、またデータがしっかりと流れるか、を懸念しておりました。案の定稼働日初日はデータが飛ばないことや処理されない状態が頻発しますが、開発も現場にきているため即時対応していきます。このような状態で初日は何とかやり過ごすことができた状況です。

安定稼働とは程遠い状況ですが、1ヵ月常駐し安定稼働となったため、一時撤収としました。

しかしここから本社副社長グループからの攻撃を受けます。本社から送り込まれたオッサンSEには仕事をさせなかったことが今回の稼働に結び付いたことが面白くなかったようで、会議の席で利益が少ないや色々と難癖を言ってきました。

この施設で対応したシステムを会社の基本システムとして売り出すことも決まったのですが、今回の導入では利益が少ないとのことです。

送り込んできた使えないオッサンSEの経費が余分になっていることを伝え、今回の導入にかかった経費を資料として提示しました。

本当にこの副社長グループは会社で何がしたいのか、現場一生懸命働いている人たちの邪魔ばかりして困った連中です。

今回の導入が上手くいったこともあり、別の地域で同様の入札参加の資格を得て落札することができました。

この2件の導入で会社には大きな利益が入りボーナスが期待できると皆大喜びでした。

が・・・副社長グループが落札したシステムについて稼働日に間に合わず、またシステム的にも今後時間を掛けても施設仕様には程遠いとの理由で解約及び損害賠償請求を受けることとなりました。

そのためボーナスは今期出せないとの通知が届きます。

私たちが頑張って売上げを上げた利益が損害賠償請求に充てられたためです。

会社なので全体責任になるのはわかりますが、理解できても納得は出来ない状況です。

損害賠償では会社が上げた利益だけでは支払いきれず、副社長の個人資産から会社へ貸出しといった形で何とか倒産は免れました。

会議では副社長が身銭を切ったとやたら報告されるのですが、そもそも本人の失敗を棚に上げ自分が会社を救った感じを出してくのはどうなのか?と思い流石に一体何がやりたのか教えてくれと発言をしたところ賛同する人達からも色々と意見が出てきました。

副社長のおっさんベッタリマンが大手通信会社から転職し自分が勤めていた会社ではこうやっていたと発言し会議出席者を呆れさせます。

さて、このような状態が続くようであれば会社が危ないのではないか、と会議後に有志だけ集まり打合せを行いました。みなさん前向きに考える人達ばかりで、よくこの会社にこれだけのやり手がそろっているな!と感じます。

とにかく新たに開発したシステムの拡販に力を入れることで打開していこうとなりました。

その後しばらくして副社長グループのおっさんベッタリマンが退社しました。

今回のことだけではなく、他の案件でも口を出し現場をかき乱し問題を起こしていたようです。本当に困ったおっさんでした。大手通信会社に勤めていましたが本当に通用していたのですかね?とみな口々に言っておりました。

やっと変な奴がいなくなったと思っていたところ次は大手旧財閥系の会社から副社長にスカウトされまた癖の強いおっさんが入社してきました。

足を引っ張る本社#9

本社副社長グループから送り込まれてきたSEが今までの経緯を確認せず現地入りし先方の現場担当者と打合せをいきなり行ったようです。

そこで施設の現場担当者が本社SEに対し何だお前はということになり、何も状況確認せずに来たのか?とお怒りで私のところに連絡がきました。

まあ当然ですよね。ちょうど現地へ向かっている途中だったので後2時間ほどで到着することを伝えます。

到着後、支店のSEと打合せを行い本社SE(年寄)は作業部屋に閉じ込めここから出ることは許さないと伝え、現場担当者へ謝罪に向かいました。

小さい会社なのですが抵抗勢力がおり、本件について本社で良く思っていない連中がいることを正直に伝えました。するとそんな会社のシステム採用したことについて後悔されるのかと思いきや、私に向かって大変だね~と言っていただき、そういう連中に負けず無事導入させようと言っていただけました。

この担当者は人格者で業界でも一目置かれている人なのですが、流石だと改めて感じました。

すべてが敵ではなく一所懸命やっていることを社内、社外で見てくれている人たちがいると感じるとやる気がでてきます。

現地SEと開発で綿密な打合せを行い、導入に向け開発その他調整を続けます。

2カ月ほど現地滞在し1月1日にシステム切換え作業となります。

12月31日の夜中から1日になる日付で切換えを行い現場でテスト作業を行います。なんとか無事に切換え作業が完了し稼働することができました。

しかし本番は1月4日の仕事始めの時となります。

あくまでもテストデータで上手くいっているだけで本番ではどうなのか?

地方での導入だったため、当時はコンビニも少なく近隣にあるコンビニも夜11時には閉店となります。

ここで他社もシステム導入している会社がいているため、このコンビニ弁当、食材を取り合いになります。12月31日に閉店前に少し時間ができたのでみんなの食事を買いに出かけましたが、ラムネが1つ残っているだけでした。

もう絶望です!!

宿泊しているホテルに戻りホテルにある自販機に焼きおにぎりが売っていたのでこちらをすべて購入し現場へ戻ります。

また悪いことは重なるものでその日は雪が降り大雪のため現場についたころには暖かかった焼きおにぎりが冷たくなり、みんなに配っても落胆の色が隠せません。これはもう少し事前に食事を手配するべきだったと反省です。

年末年越し世間は賑やかに過ごし、私の友達も年越しに集まり賑わっている写真を送り付けてきます。

私も負けずに雪まみれになった焼きおにぎりの写真を送り付けます。

そんなじゃれあいをしているうちに年が明け切換え作業を行った年末年始でした。

大型案件・敵は社内#8

副社長ベッタリマンと同行し施設の導入責任者と面談することとなりました。

西の方で初の大型案件となるため、会社としても導入し実績の積み上げを行いたいとの思惑もあり、ベッタリマンも説得する方向で話をするようです。

しかし施設責任者は万が一当社が別の施設で落札した大型案件で導入できず損害賠償を請求された場合倒産することもありえるのでは、、、と言われます。

そのような冒険するようなことはできないと言われます。

当社としては問題無いことを伝えますが(当たり前ですね)納得はしてくれないまま交渉は終了となりました。

ベッタリマンが本社でどのような報告するかはわかりませんが、ベッタリマンが本社へ戻るのを見届けてから、私はそのまま現場に残り施設の現場担当者と面談することとしました。

そこで現場担当者からの案で大手システム会社を導入窓口として当社はその下請けのような形で導入すれば何かあった場合でもその大手システム会社が責任を取る形となるので施設責任者も納得するのではないか、との案です。

早速現場担当者より大手システム会社へ連絡を入れていただき担当者と面談することとなりました。担当者も最初は渋い顔をしていましたが中々この施設へ入り込めるチャンスが無かったので前向きに検討すると言っていただきその日は終了となりました。

後日大手システム会社から今回の協業について受け入れると連絡がありました。

本社ベッタリマンに今回の途中経過については説明せず、話がまとまった段階で報告を上げました。

ベッタリマンも本件については社長から絶対に失注するようなことは無いようにときつく言われていたようで、途中経過報告が無いことは少しイラついていたようですが、すぐに副社長、社長へ報告を上げるとご機嫌で電話を切りました。

しかしそうは上手く事は運びません。今度は副社長グループが私が落札した案件の導入に向けて副社長配下の人たちを送り込むと言ってきました。

今までの経緯も分からずに入ってくると現場の人たちと揉めるだろうなーと思いましたが断り切れず受け入れることとしました。

この受け入れたことが私の予想していたように現場の人たちからクレームが私のところへきます。

製品が存在しないのに落札?#7

副社長グループが落札したシステムは当社ではまだ知識も無く、もちろん作ったこともないシステムなこともあり、私が落札した施設から呼び出しがありました。

いやな予感を抱えながら指定された日時に訪問します。

早速事務部へ来てほしいとのことで訪問すると、ただならぬ雰囲気です。

早速ですが先日御社が東北地方で落札したシステムの件で話があります、との出だし。

来たか!と思い、できるだけ顔の表情に気を付け聞きます。

今回落札したシステムですが、納入実績はありますか?今までこのようなシステムを作った実績は?と矢継ぎ早に聞かれます。

納入実績も無ければ作成実績も無いことを伝え、新たに社内でプロジェクトを発足し対応していく予定です!と伝えたところ。。。

こんな大型システムをよく実績も無いのに入札に参加しましたね、と。。。実績が無ければ絶対に失敗する!と言われます。

そのため本施設に納入予定のシステムにも弊害があると思われるので落札を辞退してほしいとのことです。

そうきたか。。と思い、持ち帰り後日返答することとしました。

本社へ報告を上げると副社長ベッタリマン数人からそっちの案件が元々仕様に合って無かったのではないか?と訳の分からないことを言ってきます。

当社にある製品の仕様を出し落札したのに仕様に合って無いとはどういうことですか?と聞き返すと、そもそもそんな入札することが悪いとか言い出すやつまで出てきました。

さすがに社長が出てきて、お前らいったい何を言っているんだ!とかなり強い口調で言ってくれました。

私が落札した施設への説明に本社より副社長ベッタリマンが同行し説明に行くこととなりました。

#8へつづく

激務のため、過労で透析??#6

体調が悪く休んだ方が良いことは分かっていたのですが、代わりに対応してくれる人がいないため、休んでも連絡が来るので気持ちが休まらず結局出社したほうが早いとの考えになり無理に仕事を進めていました。

流石に39度近くの熱が続くと意識も朦朧とし診てもらったところ腎盂炎との診断でした。強制的に休みを取り携帯もオフにして2~3日療養しました。

売上げが上がるにつれ社内の問題も出てくるようになり、現場に向いて仕事をするグループと副社長に気に入られようと動くグループに分かれていきました。

会社あるあるですね。

現場を大事にするグループは大型案件を何件も受注してきて会社の利益に大きく貢献していました。

副社長に気に入られようとするグループ(いわゆるイエスマン)は社内システムの構築に力を入れていきます。この副社長グループが導入した社内システムは現場の動きとはかけ離れたシステムを採用し同じような項目の入力が何度もしなければいけなく、しかも別々の会社のシステムを導入したため、連携が取れないため、同じような入力を何度も行うこととなりました。

これはさすがに社内で問題となりシステム入力のために何時間もかかることから社長も激怒し副社長は自分は知らないといった態度を取ります。

結局副社長についていっていた人たちが責任を取ることとなり降格、及び減給となりました。

しかし副社長グループ連中はこれでは終わりません。副社長からとりあえず責任は取れと言われていたようですが、すぐ元のポジションに戻すと言われていたようです。

現場グループは大型案件の受注をしているのでそれどころではなく、開発連中と毎日喧々諤々と打合せを行っています。

導入時期に間に合わないといった案件も出てきて、副社長グループがここぞとばかりに会議で詰めてきます。どうやってシステムを完成させ現場から検収をもらえるかを考えるのではなく、なぜこのような案件を受注したのか?と言って詰めてきます。これはいくら話をしても根本の考えが違うため落としどころが見つからない会議となりました。

副社長グループはコストをできるだけ掛けずに大型案件もしくは案件を取るといった考えで現場グループは多少無理をしてでも受注し新たに開発を入れることで会社独自の優位性を作っているといった考えです。

システムは常に進化していなければ舞台から脱落することはどこの世界でも同じなのでコストを掛けず都合よく受注できる案件などほぼ皆無に等しいのではないと思います。

副社長グループは実績は上げりませんが、現場グループも新たに開発する案件が多く思うような利益が上がらない状況が続きます。

#7へ続く

協業先(販売会社)との関係性#5

さて、このガラの悪い社長の会社と協業したところ、地元では中々顔が広く紹介案件をいただき導入サイトが広がりました。

またデメリットとして癖の強い会社のため、敵も多く営業秋ではまったく話もきいてくれない施設もありました。

他の販社と話をしていると必ず割り込んできて商談をぐちゃぐちゃにしてしまいます。同業他社からは劇薬に手をつけたね、と言われる次第です。

当面はこの地域に関してはこの販社で進め他の地域へ営業を掛けていきます。

少しずつですが、会社の知名度も上がり痒いところに手が届くシステムを開発している会社だと評判が立ちました。しかし悪い評判も立ち対応は早いがシステムの不具合も多いとの評判も出回ります。表裏一体ですね。

ただ障害が発生してもエンジニアにすぐに対応していたこともあり、大手メーカー及び外資メーカーから当社に対しネガティブキャンペーンが展開されました。

特に日本の大手メーカーがありもしないことを営業先に伝えて回っていることがわかりました。例えば手形で不渡りを出しているとか(手形は発行していない)ボーナスが出なかった等(少ないですが出ていました)このようなことを言って回りこの会社危ないですよ~と営業トークで全国展開しています(全国に支店がある大手会社なので)。

この展開は想像を超えていたので結構対処に苦労しました。問題無いことを証明することが難しいからです。(痴漢を疑われ、していない証明は難しいですよね)

外資メーカーは分かり易く、買収案をもってくるか協業案を持ってきます。

日本の大手メーカーは入札案件になると入札する施設から半径10km以内に営業所があることや、導入施設が500件以上あること等と仕様書案を施設へ提示してきます。大手の論理ですね。

俯瞰的にみれば面白い現象です。これはシステム、商品では負けるけど会社規模では負けませんよ、と言ってきてるようなものです。

このような会社と戦うには知恵を絞りだし、行動していくしかないと考えました。私の管轄する事務所では営業も増員し現場回りを徹底的に行うことをしていきました。

やはり現場を大事にしていると味方がどんどん増えてきます。

大手会社のファンである施設や担当者からの嫌がらせを受けながら地道に営業活動を続けていきます。

その成果がどんどん出始め導入施設が増えていきます。今ではブラック企業といわれるような働き方をしていました。

特に苦痛ではなく何か達成感が味わえる感じがとても楽しく、また年末年始も何年も休めなくなる状況してたが、休める時はとても休日を大事に過ごすようになります。

このような仕事になると世間が休日の時にシステムの導入、切換え作業を行うため、友人達と一緒に遊ぶ機会が極端になくなりました。

そのため、1人で遊べることを考え、サーフィンや大型バイクの免許を取りに行きますます友人との関係薄れていくことになりました。

しかし体は正直でずっと微熱が続いていたのですが、39度の熱が出始め診てもらうと過労で腎盂炎になっていると診断を受けます。このままでは透析が必要と言われたので夜中まで働くのは控えるようにしました。

#6へ続く

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