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商談から降りてほしい#24

しかしこれだけの大型施設となると抵抗勢力は1つや2つではすみません。

次はシステムを管理するシステム管理部の連中から色々と言われます。

現状のシステムで何も問題が起きていないのに新しいシステムを導入すると必ず問題が起こるので、できれば今回の商談から降りてほしいとの打診がありました。

システムで環境がよくなることよりも、彼らの仕事はいかに問題を起こさないかが仕事なので気持ちは分かります。

しかし我々も仕事なのでこの連中に納得いただき、協力体制を築けないと導入後のトラブル対応で別の問題が発生することにもなるので、何とか理解いただこうと接触を何度も試みます。

システム管理室の責任者が中々の曲者で何を言っても否定的にとらえ反論してきます。

ここでムキになってこちらも反論すれば相手の思うつぼとなりますので、ひたすら堪え、話を聞くようにします。

まずはこの施設訪問時は必ずシステム管理者へ挨拶訪問しコミュニケーションを取る様にします。

システム管理者を懐柔するまでには至りませんでしたが、ようやく世間話ができるような関係性まで築けるようになりました。

そこで最後のプレゼン機会をいただき、役員連中への最終プレゼンをすることとなります。

決定に大きな力を持っている部署責任者の方へは以前のプレゼンで評価をいただいておりましたので、こちらの方は大丈夫だろうと踏んていました。

すでにこの段階までくるのに、初期訪問から2年近く経過しております。

本社連中からは本当に受注できるか?と何度も言ってきます。

そんなのやってみないと分からないのと、受注できるつもりで仕事するのは営業として当たり前だと思うので、この本社ベッタリマングループからの嫌がらせや嫌味を言われることについてはほぼ無視していました。

役員連中へ最終プレゼンを行ったところ、概ね評価はいただけましたが社長より、良いシステムなのは理解できたが今のシステムで不満があるわけではないので変更する必要はあるのか?と他の役員連中へ聞かれました。

これはまずいなぁ~と思いながら今下手に発言すると揚げ足を取られかねないと思いしばらく様子を伺うこととしました。

すると大きな権限を持っていると言われていた部署責任者の方が席を立ち、中央部分に移動されました。

最後の最後でダメ出しか~と思い、もう一歩の壁が高かったな!と思いを巡らせていると、部署責任者の方から発言がありました。

「今の状態では何も問題無く仕事を進めることができるが、、、今のままで大きな進展は無いと思います。しかし今紹介されたシステムを導入することで新しい取組みに発展し今よりも活気出て、次の展開が開けるのではないでしょうか?、現状維持では衰退していくので次の手を打って行かなくてはいけないと私は思います!!」と発言されました。

私は「???」と頭の中で今何が起こっているのか理解するのに少し時間がかかりました。

思ってもいない発言を受け私が混乱している状態です。

最終的にこの部署責任者の方が話を締めくくられ終了となりました。

プレゼン#23

全体プレゼンが終わり各部署で再プレゼンを行うこととなります。

各部署ではそれぞれの使い方をしており、今まで行っていたことができることは当たり前でそれ以上のポイントを稼がないといけません。

プレゼン前に各部署の仕様を確認し、システム設定を行い各部署でプレゼンを行いました。

ほぼ順調に行え評価をいただけましたが、大きな権限を持っている部署については、かなり凝った仕様で使っており、当社でも新たな開発が必要であることが判明します。

この部署へのプレゼン日程が迫ってくるのですが当然開発は間に合わないため、どのように現状のシステムで評価が得られるか色々と策を練ります。

プレゼン当日、今できる内容でプレゼンを行い不足部分は現在開発中といった内容で行うこととしました。

会場を見ると後方端の方に見たことがある人物がいます。よく見ると現在採用されている外資系メーカーの営業がいるではありませんか!!!

これはこの部署の責任者が呼んだのだと思い、下手に事を荒立てても会場の雰囲気が悪くなると思い、別の案を急遽考え実行することとしました。

プレゼンが始まり、まず司会者としてこの部署の責任者が話をします。

その内容が今できていることは当然できて当たり前でそれ以上のシステムの提案でなければ意味がないと、先制攻撃を受けるところからスタートです。

やられたなぁ!と思いながらも急遽変更したプランで進めます。

挨拶後に今日は特別ゲストに○○会社の営業の方もお見えになられているので張り切ってやらせていただきます!!というと会場内が少し騒めき後方に皆さん目を向けます。

するとこの部署責任者の方が自分が招待したと言い、退席してもらった方がよいですか?と聞かれたので、本来であればルール違反ですが、同席いただいて結構です!と伝えます。

今回のプレゼンに少し自信があり、この外資系メーカーでは到底できないであろう仕様を盛り込んだプレゼンを行うようにしたため、逆にこの仕様が満たせるか確認するためにもOKとしました。

まずは現在当社にある仕様を説明し次に現在開発中の部分について説明を行います。すると部署責任者の方がいつ頃開発が終了するのか?聞いてきます。

3カ月以内に完了し、この仕組みが出来上がると更にこの仕組みが適用され、より部署内でも活用が便利になり、本来の仕事に集中することがきるようになると説明します。

部署責任者の方が、この競合メーカー営業に同じようなことはできるか?と尋ねます。

本国に確認しなければ何とも言えませんが、対応可能としてもリリースには1年以上かかると思います、と説明されます。

あえて同席させたのは、現状無いものをどれぐらいの期間で対応が可能かをわかっていただくためにOKとしました。

会場内からも今後新たに仕様の追加が出た場合の対応は?との質問があり、内容によるが現在と同じ期間でリリースすると説明すると、部署責任者の方もそうであれば、この会社(当社)を真剣に検討するべきだ!!と言いプレゼンは終了となりました。

終了後、部署責任者の方が来られ本当に対応できるのか?と聞いてきます。

今まで導入した施設でも同様の対応をしており確認いただいて結構です!と伝えると、今日のプレゼン内容が実現できるのであればこの部署としても前向きに進めたいと言っていただくことができました。

私が当初描いていた結果よりも大きな成果が出すことができ、良い仕事ができたと自己満足し、夜はこの地元の小料理屋に行き美味しくお酒を吞むことができました。

大型案件で社内からの横やり#22

この大型案件は外資系メーカーが採用されており、この会社と競合し受注することとなります。

やはり大手施設となると当社のような中小企業よりはブランド名のある会社の方が施設上層部も納得しやすいと現場から言われましたが、やれるだけやってみようとのことで、商談を進めて行きます。

まずは現在仲介している業者へ挨拶へ伺いますが「あっそう、頑張ってね」といった感じで相手にしてれそうもありません。

しかも中々偉そうに色々と言われます。

中小企業あるあるですね!、最近はこのような扱いが少なくなってきたので少し新鮮が感じがします。この地域ではまだまだ知名度が低いということです。

このような扱いにめげず、地道に現場訪問し営業活動を続けていきます。

現場担当者からかなり高い評価をいただける状況となり全体会議へプレゼンをする機会を頂けるようになりました。

ここまでくると外資系メーカーも余裕をかましている状況では無くなってきたと判断し、どのような反撃に出るのかと警戒していたら当社の本社ベッタリマンへこの施設への営業は控えてほしいと連絡を入れたようです。

ベッタリマンから連絡がありこの外資系と「協業できないか?」と言ってきました。最初何を言っているのか解りませんでしたが、この外資系メーカーとベッタリマンは情報交換を良くしており嫌われたくないとの思いがあったようです。

意味がわからず本社会議でこの外資系メーカーと協業しろと言われてたがこの件については役員も同じ考えなのか?と確認しました。

すると役員連中から何の話だ!と言われ外資系メーカーと協業しろとの指示がきたがそれで良いのかと再度確認すると、そんなこと何でする必要があるのか?と逆に言われる始末です。

ベッタリマンはオロオロしそのようなことは言っていないと反論してきます。

言った言わないで議論しても時間の無駄なので、その点が確認できれば問題無いと伝えこの話は終わりとしました。

しかしドラマや漫画ではこのような人が存在しますが実際に目の前にそのような人物がいると滑稽です。

気を取り直し営業をどんどん仕掛けていきます。

すると以前に訪問した仲介業者から連絡があり話がしたいと言ってきました。

この仲介業者へ訪問し話をすると、担当者よりここまでやれる会社だとは思わなかったと言われます。

ぜひ当社を間に入れてほしいと言ってきます。

すぐにお願いします!と言うのも癪に障るので、持ち帰り検討しますと言い退席しました。

やはり大規模施設となると一筋縄ではいきません。

この施設の上層部が外資系メーカーと色々とシステムを開発しておりすべてのシステムを入れ替えることは難しいのは無いかと現場担当者から言われました。

我々としてもメインのシステムが採用になれば大成功なのと他のサブシステムまで採用となるとエンジニアがサポートしきれないと判断しすべてのシステムを提案するつもりは無いと伝えます。

最初からこの外資系メーカーと協業体制でやると足元を見られいいように操られることもあるため、最終的にこのような形で落ち着いたことで良かったと感じました。

人員の採用は難しい#21

手っ取り早いのは新しく営業スキルの高い人の採用が望ましいですが、そのような人材はどこの会社も欲しい人材で募集をしても中々来てもらえない状況です。

そうであれば今在席している人材を教育し育て営業力を上げていくしかありません。

毎週勉強会を営業で行い、ロープレも実施します。

私からはこうやった方が良いのでは?等の話はせず、各営業でその日の司会者を決め議題を提示しそれぞれで議論を行う研修としました。

そのため、司会者となった人は議題について勉強しなければいけない点と研修を主導して進める勉強にもなるため、一石何鳥にもなります。

そうすることで各自自主性を持ち研修をすることで仕事の能率も徐々に上がっていきます。

すると若い営業が徐々に受注を増やして行くような状況となってきました。

年配の営業も負けたくないとの気持ちもあり営業部隊に活気が出てくるようになります。

やはり結果が出るとやる気になるのは良いことですが、営業には波があるのでその波をいかに小さくできるかが今後の課題となっていきます。

そのような支店改革に力を入れている間でも本社のベッタリマン、天下りマンは着々と自分たちの都合の良いような改革をどんどん出してきます。

どう考えてもわざと現場が嫌がるような施策を出してきます。

現場で働く人きっと嫌がるだろうなといった案ばかりです。

現場からは支店の責任者へ不満がどんどん出て来るようになり、私も本社会議でなぜこんなことばかりするのか?意見を言いますが、会社の規律を守るためとの一点張りで話になりません。

せっかく支店内のやる気が出てきたところなのに本当に残念な会社になりました。

銀行で定年迎えたような人や、出世コースから外れた人を雇い入れ、変な改革を行い、最後は居場所を失い辞めていく人を凝りもせず雇い続けることがよくわからないことですね。

少し前のブログでも書きましたが、その度に優秀な人材ほど辞めていく傾向が続き、会社が右肩上がりの成長を続けてきましたが頭打ちとなり、下がる傾向となっていきます。

新しい機能もシステムに組み込まれず、他社が新しいシステムを開発すると後追いで開発する会社となってきます。

今までは先陣を切って開発していた会社でしたが現場案をことごとく潰すようになり、一気に後発会社となりました。

しかし売上げは上げなければいけないので、現場は一生懸命に営業をしていきます。

そのかいがあってかわかりませんが、四国で有力な施設へ提案する機会ができました。

仕事に対する思い#20

やはり支店を立上げ当初に入社した人達と会社がある程度の規模になってから入社してきた人達では仕事(会社)に対する思いが違うことがわかります。

支店立上げ時は利益がでなければ支店閉鎖の危機がいつもあり支店員も必死に仕事をしていましたが会社の規模がある程度大きくなるとその規模の会社として入社してくるので(当たり前ですが)危機感の共有は厳しい環境となりました。

その為、クレームが発生しても何とかしてくれるだろう、との考えが強く積極的に解決策を考えたり自己スキルアップをするような人は少なくなりました。

古くからいてる社員は常に新しい技術を勉強しておりますが、後から入社した人達は勉強している人から聞けばいいか!みたいな考えなので知識量から技術レベルに格段の差が出てきました。

支店立上げ当初に入社した人達は特別だったんですかね〜とも思ってしまいます。

人員が増えれば経費も増えるので売上を上げていかなければいけません。

しかし最近入社した営業は新規案件は取ってくるのですが、クロージングになると失注が続きます。よくよく行動を見ていると初期訪問から中盤までは良く現地訪問をしているのですがクロージングの時期になると極端に訪問回数が減っているのがわかりました。

理由を聞いてもはっきりとした回答を得ないため、同行し状況確認するようにしばらく努めました。

すると最初の段階の訪問では製品のことや会社のことを話、営業トークもできていましたが訪問を重ねていくとだんだんと口数が少なくなってきました。

クロージングの段階となると「どうですか?」だけの発言で顧客と話をしています。

これは訪問を続けていくことで話題が無くなり訪問回数が減っていくのだとわかりました。

営業としては致命的ですね。

交通費や資料代の経費を掛けて最後の最後の詰めの段階では訪問しなくなるということは、ただ日々仕事をしている感じ風の自己満足だけとなります。

営業は受注をして売上を回収して初めて仕事が成立となります。

木の葉ような状況は若い営業だけではなく年配の営業でも同様の現象が起こっていました。

さて、どうしたのものか?

社内勉強会と事務員のもめ事#19

年々システムが複雑化していっている点と新しい技術はどんどん出てきます。

エンジニアは日々の業務の忙殺され新しい技術の勉強をする時間も無いのに、新技術での導入が続き悪循環となります。

その為やらないよりはマシかと思い、月1の会議で勉強会の時間を作る様にしました。

まあエンジニアにすればさっさと仕事を終わらせて帰りたいところでしょうが、このままでは保守対応が悪いとの理由で更新をしてもえなく可能性があるため強制的に受けてもらいました。

しかし強制でやると研修時間が過ぎるのを待つだけで積極性が感じられず一向にクレームが減る気配はありませんでした。

エンジニアの報告では施設訪問後しっかりと「確認してきました!!」との報告を受けますが他のエンジニアにリモートで再確認させるとミスが発覚する状況が続きます。

もうこれは言っても解決はしないので。。

施設訪問した後は必ず別のエンジニアにリモートで再チェックするようにすることで障害発生率はぐっと下がることとなりました。

しかし今度は事務員同志のいざこざです。

古くからいてる事務員と新人事務員のいざこざが始まります。

うすうすは気づいていたのですがここまでひどいとは思いませんでした。

古くからいてる事務員が新人に対しイビリ、営業、エンジニアに対しあの新人はダメだと言い事務仕事は全部自分宛てに言うようにと裏で手をまわしています。新人がすぐに辞めるので警戒はしていたのですがここまでひどいとは思いませんでした。新人事務員の対応をすると矛先が代わり今度は営業やエンジニアの新人イビリを始めます。常に誰かターゲットを作りイビリ辞めさすことで満足する性格のようです。

事務の仕事ぶりはまったく問題無いのですが後から入社してくる人たちが認めらるとイビリを行います。

「性格が悪いので辞めてください」は通用するわけもないので、ひたすら注意と行いますが日に日にイビリが増していっているように感じました。

これはもう会社として対処するしかないなと思い本社へ報告すると、社長より古株事務員が本社へ呼び出され退職するよう勧告を出したようです。

相変わらずやることが極端だなと思いながらも、今回の件については助かったといったところでしょうか。この状況が数年続いていたので。。。

社員の不正#18

このような管理が必要になってきたのも、ところどころで社員が不正もしくはサボりが出てきたためです。真面目に働いている人にしてみれば迷惑な話ですが採用人数が増えてくると不正をする人が少なからず出てきました。

営業に出たことにして付き合っている人の家に行くサボリーマンや、OA機器を取引先から受注したことにしてOA機器を転売しお金に換えていた背任マン等がでてきます。

本当にこういったことをしてバレないと思っているのが不思議です。

このようなこともあり、監視の目がどんどん厳しくなります。

書類仕事も増えだんだんと息苦しい会社となっていきました。

また私が管轄する支店でも多くの人員を採用していきますが、やはり人の採用は難しいです。面接で良かれと思い採用しますが、明らかに能力が追い付かず挫折する人や、権利等の主張が強くそのくせ仕事はしない人等、部下になる人たちの対応で振り回される日々が続いていました。

競合会社責任者の人からも転職の打診があり私は断りますが、本社からきているベッタリマンが採用します。

競合会社の営業からこの責任者の性格等を聞いていたので問題を起こすのが見えている点と当社の営業スタイルが合わないと思っていたのです。

案の定、社内でもめ事を起こし、営業も全然できず不良債権となります。

本社で報告すると採用したベッタリマンは自分は関係ないといった素振りを見せ、そっちでしっかり対応するようにとのこと。。。

またエンジニアも採用を増やしていったのですが、サポートで施設を訪れて挨拶もせず勝手にシステム室い入室し作業をしていると連絡があり、謝罪に向かいます。また作業が終わると何も言わず帰っていくとのことで、社会人としてしっかり教育してから出しほしいとお願いされます。

まあ当然のことですよね。エンジニアの責任者に対応をするよう伝えましたが多分この責任者も対応のやり方がわからないと思ったので個別でやるより全体で研修をした方が良いと思い営業、エンジニア、事務を含め研修を行いようにしました。ただこの1度きりの研修では身に付かないことは明白なので、何度も研修を行い何度も同じことを伝えていきます。

ようやく挨拶ができるようになったのは良いですが次はシステム対応でトラブルが続出します。

エンジニアがシステムを触るとその後必ず障害が発生すると連絡が入ります。

他の施設からも同様の指摘を受けており、何度もダブルチェックをするよう伝えますがクレームが一向に減りません。

その為、1人で訪問させていましたが2名体制でダブルチェックするようにしました。しかし問題は一向に解決せず2人できてペチャクチャしゃべってうるさいとクレームが増える始末です。

自分が管轄している支店だけに起こっている問題かと思っていましたが他の支店でも同様のことが起こっていました。

趣味と日常の生活#17

この日本大手メーカーは今まで汚い手でいつも競合しておりましたが、この施設に関しては当社が施設関係者との信頼関係を長年築いてきましたので、いつもの手は使えないと判断したようです。

そうは言っても「あの会社は・・・」みたいなことを言っていたようで施設関係者からお咎めがあり、製品力で営業することに切り替えたようです。

大手メーカーも当社システムを研究開発し、ほぼ近い機能を備えたシステムにバージョンアップしておりました。

そうなると機能面で大差なく企業力で強いのは大手企業となりますので、我々もかなり苦境な立場へ追いやられます。

システムなので保守も含めた提案となり保守費用を含めた入札となり、なんとか無事落札することができました。

しかし今回は全体を見る余裕がなかったため、ちょっとしたサブシステムについてこの大手メーカーが採用されておりました。大手メーカーにしてみればこの導入するシステムを皮切りに全体を取りに行く戦略なのだと後で気づきます。

当社がよくやる戦略でまず小さなシステムを採用していただき、その後の対応で評価をいただき次の入替え時期に全体を取るといったやり方をやられた形です。

やはり守る側の立場よりも責める立場の方が大胆に行動できるので有利に働きます。

当社も攻めには強いのですが、守りになると極端に弱くなります。これはサポート体制の対応にもつながります。

障害が少なくサポートがしっかりしているこの大手メーカーがダントツに強い部分となります。

当社社長の気まぐれで優秀な社員ほど去っていく状況のため、サポート対応、新機能の開発が後手に回ることが増えていきます。

サポートの対応が悪いと営業にクレームが来るため、営業も謝罪訪問を繰返すこととなり新規営業がおろそかになる分、売上げも減っていく状況となりました。

こうなると悪い循環が起き、営業とエンジニアの関係が悪くなっていきます。

エンジニアの対応が悪くなったことは私も理解していましたが一概に攻めるのでは解決になりません。

営業部隊と打合せを行い当面は営業も隙間時間に既存施設へのフォロー営業に回ることにしました。

そうすると今まで施設側からエンジニアに対しての強い当たりが少なくなり、少しずつですが状況は改善していきました。

他の支店でも同様のことが起こっており、このような形で改善傾向にあると私から発信し他支店も改善向かっていきます。

そのような中で突如ベッタリマングループのオカタイマンが退社することとなりました。

この件については何の説明も無く、いきなりどうしたの?といった感じです。

まあ想像できるのは、また何かやらかしたな!といったところでしょうか。

そうするとまた都銀から天下り経理マンの登場です。

自分の会社で育てないのか?といった思いがありましたが、また天下りマンが総務、経理全体を仕切ることとなります。

この天下りマンも癖が強く各社社員の行動を監視するような仕組みを作っていきます。

まずは車にGPS、車速装置も付けどのぐらいのスピードで走り何処に何時に行っているのかすべて監視されるようになりました。

また本社では会議室から各部署にカメラを設置し社員がサボっていないか監視する仕組みも作ります。

趣味と日常の生活#16

本社会議でこの上場会社エンジニアよりシステムのお披露目会が行われます。

デザインは良かったのですが操作が多い点と何か次の操作に入る前に一旦初期画面に戻る操作が必要でとても現場受けするようなシステムではないと感じました。

しかしベッタリマングループからすごく良く出来ていると絶賛の声が上がります。シラケて見ていたところ会長がその辺を察して私に何か言いたいことがあるのではないかと言ってきました。

変なものを作られて売りに行くのは私たち現場なのでちょっとキツイ言い方ではありましたが、「これは市場では評価されませんね」と発言しました。

するとベッタリマンからもこれはちょっと使いにくい等、意見が出てきます。。。

今ふうに言うと「な~んそれ」といったところでしょうか。

会長からこの上場会社へ「今まで何をやっていたんだ」とブチギレトーンで責められます。上場会社であろうと容赦なしですね。

結局この上場会社のシステムは不採用となり自社で再開発することとなります。

この上場会社はシステム開発はいまいちでしたが会社の方向性や部門管理等について成果をどんどん出していきます。

当社の会長、社長も高齢のため事業承継としてこの上場会社に会社を委ねるのだろうと思っていました。そのため株式も30%以上取得させていたのだと思います。

私の支店会議にもこの上場会社から管理の方が来られ色々と意見を頂きます。

資料の作り方から参考になることが多く色々と勉強になりました。

しかし社長の悪い癖が出てきてやはり2年も経たないうちにこの上場会社と揉めることとなります。

私の支店に来られていた方も出向終了といった形で関係性は終わりました。

最後に電話でお礼を伝えたとこ、やはり上場会社の社員教育は良くされており、丁寧な言葉で逆にお礼を言われました。

私としてはもう少し色々と向き合い話をして、知識の向上をしたかったところです。

また社長は後継となるはずの会社が無くなり更に機嫌が悪くなり色々な人たちに当たり散らしていくようになります。

本当に良い会社で良いシステム良い人材に恵まれた会社なのですが、社長が自らの手で潰してくことになります。

また私の地域で導入していた大型施設の更新時期が迫ってきており、仕様書案で施設側と打合せを重ねていきます。

そこで例の大手メーカーが横やりを入れてきて、お互いのプレゼン合戦となりました。

趣味と日常の生活#15

売上は順調に伸びては行きましたが、会社の政策でどんどん支店を開設してきます。

そのため経費もかさみ、売上げの割には利益が出せていない状況でした。

するとオカタイマンが給与のアップ率と賞与を下げる案を提示してきました。

現場で働いている人からすれば売上も上げ、各支店では利益も出しているのに給与や賞与が抑えられることについて納得できないとモチベーションの低下となりました。しかし役員賞与は前年度アップとの情報もあり部下への説明が大変でした。

役員から全社員向けに説明をしてほしいとお願いしメールで現在の状況と来期に向けた計画を伝えてもらいましたが、誰も納得する人はいませんでした。

そうなると優秀な人ほど辞めていき、まあまあの人たちだけが残るようになります。すると今まで良いバランス関係だったのですが、優秀な人が辞めることでバランスが崩れ導入施設からクレームが増え対応に追われることとなりました。

そのようなこともあり順調に伸びていた会社の売上げも頭打ちとなります。

そのため、売上げの悪い支店は閉鎖する方向で話が進みます。

大手企業もシステムに改良を重ね当社製品とそん色ないレベルまで上げてきました。色々と施設でヒアリングをしていくと競合大手企業は当社製品を納めている施設へ出向き使っているシステムを動画撮影しているとの情報を得ました。もう大手のプライドもないですね。しかしそれでも商品力で勝負は仕掛けてこず色々と会社規模を使った提案を出し中小が入れなくする方法で攻めてきます。

当社も優秀な開発が辞めたり他部署へ異動があり、今まであった「痒い所に手が届く」と言われていたシステムが新機能は他社の後追いとなり市場評価がグッとさがりました。また斬新な機能が無く、このシステムが何を目指しているかわからないと古くから付き合いのある顧客から言われるようになりました。

各部門でも前向きに考え仕事をする人はスキルアップのため色々と勉強し成果を出そうとしますが、そのような人たちもモチベーションが下がり転職を検討する噂が流れてきます。

都銀から天下ってきたオカタイマンも社長に気に入られようとベッタリマングループに仲間入りし会議でズレた発言が目に付くようになってきました。

そのような中で一部上場企業との業務提携案が出てきました。この会社は当社が営業している業界には一切タッチしておらず、業界進出の一歩として業務提携していくことが決定しました。株式も30%ほど持つこととなります。

この上場企業から人員が派遣され営業本部や経理・総務部門でメスが入ることとなりました。

流石に長年上場企業を運営しているだけあって資料の作り方から会議の進め方まで勉強になることが多いです。

またこの上場企業もシステム開発部門があり、当社で手が回らなかった部分を補うとのことで開発部門にも参入してきました。

ただこの業界が未経験のため、出来上がったシステムは使用する人の意向を無視した仕様で作っていました。

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