昨年7月に起業したのですが、起業するまでどのような準備をしていたか、なぜ起業に至ったかを書いていきます。

まず初めに今まで勤めていた会社でどのような経験を積んできたかを書いていきます。長くなりますが・・・

私は長年務めていたシステム会社を退社し起業をしました。

システム会社では営業として入社しその後、マネジャとなり西日本を統括する立場にまでなりました。

入社当初は会社も小さく本社と支店は2支店のみの小規模会社でした。 (現在は20拠点あり海外にも進出する会社となっております)

私は関西に支店を作るとのことで立上げに参加し活動を始めました。

当初は責任者となる50代の営業と事務員の3名体制でワンルームのような事務所でスタートです。

営業といっても人員は本社に2名しかおらず、基本の見積書ですら無い状況です。催促しても見積書や価格表を提示してくれず、かなり キツイ会社に入ってしまったなと後悔する日々が続きます。

試練はここから始まります。瀬戸内海のとある島にシステムを本社営業が導入し現場からクレームの連絡が来たとのことです。担当は関西なのでそちらで対応するようにと言われ何が起こっているのかわからない状況で船に乗り現場へ駆けつけます。

本社から関西に配属予定のエンジニアと同行してもらい神戸の港から90分の船旅です。到着した港から車で1時間ほど走り現場へ到着。

早速現場責任者の方と小部屋に案内され挨拶もそこそこに本社営業が提出した提案書、カタログを出してきます。現状対応できていない箇所が赤線でアンダーラインが引かれていました。

本社の営業がどのような説明をして採用されたかは何度聞いても返答がないため、先方の言い分をじっくり聞くようにします。

先方の言い分では売り込みに来た営業が何でもできるような話をして、渡されたカタログに書かれていることも3割ほどできない部分があるとのことです。

話を聞く限りではこちらには落ち度しかなく何も言い返せない状況でした。

3時間ほど話を聞き、システムの状況をエンジニアと確認します。

今日のところは持ち帰りとし後日、再訪問で返答するとのことを了承いただき解放されました。港まで急ぎ戻り何とか最終の船に乗ることができ、家に着いたのは25時を回っていました。

翌日本社に報告すると担当者はノラリクラリとかわしていきます。

埒があかないので社長へ直接伝えることにしました。

#2で続きを記載します。