Daily life of entrepreneurship and hobbies

月: 2022年7月 (1ページ目 (2ページ中))

退職からの1人旅#30

退職にあたりお世話になった方への挨拶を行い、引き継ぎを行います。

有給もたっぷりあったので早めの退職日を設定しました。

顧客の方からは暖かい言葉を掛けていただき、今までやってきたことが無駄ではなかったな、と感じます。

退職が決まれば次はどうするか?を考えなければいけないのですが、今まであまり休みも取らず働きづめだったので少しのんびりしようかと考え、まずは旅行にいくことにします。

1人で行くには色々と勇気がいりますが出張の延長(?)と考えハワイに行くこととしました。

オアフ島経由でハワイ島へ行く準備をし日程調整します。

どの便で行こうか考えANAのホヌをペイントした大型飛行機で行くこととしました。

まずは伊丹空港で羽田空港行きの手続きをします。

伊丹空港

受付でチェックイン手続きを行うと羽田経由のクアラルンプールですね!と言われます。

クアラルンプール??どこ?マレーシア??

フルネームで何度も確認しますがクアラルンプール経由となっていると言われます。まぁなんかようわからんけどそっちでもええか~と思っていたら、案内係の人からあっ同姓同名の方がおられました!!とのことです。

予定通り羽田経由~オアフ島~ハワイ島へ行くことができそうです。

何で一瞬でもクアラルンプールでもええか~と思えたのが不思議ですが、本当にその時はそう思えたのです。

羽田空港に着きオアフ島行の時間までたっぷりあるのでブラブラと時間を潰します。

夕方になりラウンジへ行き🍺

羽田空港ANAラウンジ

1人は私だけのようですね。

みなさんファミリーかカップルです(当たり前か)

やっと搭乗時間となります。

飛行機でかいですね!今回はプレミアムシートを予約したので2階席です。

前方がファースト、ビジネスで後方がプレミアムシートとなります。

1Fはエコノミーとなっておりカウチシートの席もあるようです。

機内では寝た方が良いのですが、ちょっと興奮状態となっておりずっと映画を見ていたら着陸のアナウンスです。

ダニエル・K・イノウエ空港

次はどうやってハワイ島行の飛行機の乗れるか?不安がよぎります。

ツアーで来ていないのですべて自分で手続きを行います。

国内線ターミナルへ移動し適当に人が並んでいたので後ろにつきます。

カウンターの手前で大型犬が怪しいのもがあるかにおいをかぎにきます。

ドキドキしましたが無事通過でき、搭乗手続きを行い乗り込みます。

ハワイ島

Business Trip To Tokyo

I went on a business trip to Tokyo from July 13 to 15.

It has been a long time since I took a plane for work. The baggage check-in area is now unmanned.

When Corona started, the airport was very quiet and comfortable in a sense, but I still prefer to fly to a lively airport.

I was a JAL fan, but the price was raised on the flight to Haneda, so I changed to ANA in a hurry.

Waiting for boarding time in the ANA lounge.

The flight is fully booked due to the fact that it is a mid-morning transfer.

After arriving safely at Haneda Airport, we first go to the hotel to drop off our luggage.

Considering the transportation, we have reserved a hotel near Shinbashi Station.

The location of the SL is under construction and was photographed from a distance.

After a meeting with a business partner, we have dinner in the evening.

We choose a restaurant with relatively few people and good ventilation.

This is a dinner with caution, as the number of corona patients is now increasing, including in Tokyo.

I hope that we will soon return to an environment where we do not have to worry about such things.

The next day, it rains heavily.

In the afternoon, I have a meeting with a different client than yesterday. We will continue the meeting until the evening and have dinner again in the evening.

I choose the restaurant carefully.

The last day is also raining heavily. We go to another client for another meeting.

We had good meetings for three days. It was a success.

Now, let’s move on to Osaka.

We chose to take the bus because we had a lot of luggage.

The evening flights were all announced to be delayed.

It was raining heavily, but we were finally able to board and depart.

This time, I was excited to get premium seats!

Light refreshments will be served.

Above the clouds, of course, it’s sunny 🌤.

After arriving at Itami Airport, I took the monorail, but for some reason I got off one station before the one I was supposed to get off at, so I took the train again and headed home.

I hope that I will be able to move around without worrying about anything soon.

社内での嫌がらせ#29

社内の人間関係も色々とありますが、できれば商談に絡むことで悩みたいとことです。

そうは言っても社内の問題で誰かが責任を取らなければならないことが多く、ケジメではないですが、私の管轄で問題も色々と発生し処分を受けます。

ボーナスの減給や色々と理不尽な理由で下げられます。

しかし予算達成をしても上がる理由にはならないと言われます。

雇われている以上文句があるなら辞めろとのことです。

会社の売上げも頭打ちになってはいますが、業界では上位に位置づくところまできましたので役員連中は言いたい放題、やりたい放題となってきました。

私が入社したころに一緒に仕事をしていた仲間はほぼ退社(辞めさせられ)ました。

大規模案件等を受注してきた人たちが退社し次に私へ矛先が向きます。

今まで何度も矛先は向いていましたが会長がフォローしていただき(別に悪いことはしていません)天下りマンやベッタリマン連中からの嫌がらせを防いできれていました。

しかしこの会長が突如退職することとなり、理由の説明も無い状態で会社を去られました。

内情を確認すると天下りマンが色々と手を廻し退職に追い込んだようです。

こうなると私をフォローする人がいなくなるため、天下りマン、ベッタリマンが勢いづき色々と仕掛けてきます。

そんな妨害にもめげず、私の管轄するエリアで最高の売上げ、利益を達成しました。

文句のつけようもない成績ですが、下された裁定は地方の異動と給与の減額の通知です。

流石にここまでやるか!と思いましたが、実はどういった評価を受けようが今期終了で退職しようと考えていたので、まあ理由がどうであれ退職願いを提出しました。

これといった引き留めも無く(期待はしていませんでしたが)すんなり受け入れられ退職となりました。

すでに退職した人たちは他社もしくは独立し頑張っていましたので私も次の世界で頑張ってみようと前々から考えていました。

東京出張

7月13日~15日まで東京へ出張へ行ってきました。

久しぶりに仕事で乗る飛行機。。。手荷物を預けるところも無人で行うようになっています。

コロナが始まったころは空港内もガラガラである意味居心地はよかったのですが、やはり活気がある空港の方が良いですね。

JAL派だったのですが、羽田行きの便で値上げされており、急遽ANAへ変更します。

ANAのラウンジで搭乗時間待ち。

午前中の移動ということもあり、満席です。

無事羽田空港へ到着しまずはホテルへ荷物を預けに行きます。

移動のことを考え新橋駅付近で宿を予約しております。

SLの場所が工事中となっており、遠目で撮影。

取引先と打合せ後に夜は会食。

比較的人が少なく風通しの良い店を選びます。

今、東京を含めコロナ患者が増えていることもあり注意しての会食です。

早く、このようなことを気にしなくてもよい環境に戻ってほしいところです。

翌日は大雨。

午後から昨日とは別の取引先で打合せ。夕方まで行いまた夜は会食。

こちらも店を気を付けて選びます。

最終日も大雨です。また別の取引先へ行き打合せを行います。

3日間良い打合せができました。成果有りです。

それでは、でんがなまんがなの大阪へ移動しましょう。

荷物も多いためバス移動を選択。

夕方の便はアナウンスでどの便も遅れの案内。

大雨ですが、ようやく搭乗でき出発。

今回は奮発しプレミアムシート!!

軽食をいただきます。

雲の上はもちろん晴れ🌤

伊丹空港へ到着後、モノレールに乗りますがなぜか降りる駅の1つ手前で降りてしまい、再度電車を乗り継ぎ帰宅しました。

またコロナがまん延してきていますが、早く何も気にせず移動できるようになってほしいです。

社内トラブル#28

何度か外資メーカーと交渉し障害の内容がようやく把握でき、ソフトのバグだと判明。仮想化ソフトなのでこのソフトに不備があるといくら冗長構成をしていてもシステムはダウンします。

改善策を提出しようやく今回の障害については完了となりましたが、システム室がこれで終わらせないといった感じで今後も定期的に顔を出し月1で報告会で説明するよう求めてきます。

これを断ることで後々面倒なことを言ってきそうなので承知したと伝えます。

そのため最低でも月1は訪問することとなりました。(エンジニアは都度訪問しております)

システムの障害報告とは別にカスタマイズ要求が増えどちらにしても、この施設には週1で訪問することとなり、いつのまにか会社全員に顔を覚えられるようになり(1000人以上います)施設内を歩いているとよく声を掛けられるようになりました。

そんなこんなで管理職でありながら、ほぼ外出していると社内でも色々な問題が発生しておりました。

だいたい社内で起こる問題は人間関係から始めります。

「あいつとは仕事を一緒にしたくない」や飲み会でのトラブル等もろもろ。

できるだけ飲み会には参加しないようにしておりました。理由はやはり上司が一緒だとストレス発散が出来ない点や、上司の悪口で盛り上がりたいとこもあるでしょうから。。

物分かりが良いわけでなく、飲んで絡んでくる輩もいてるのでトラブルが起こるようなことろには仕事を除き参加しないと決めていました。

そうしていると中堅社員が力を振りかざし、飲み会でパワハラ等を行っていると報告が入ります。勤務時間外で起こったことに対しどこまで関与してよいものか悩みますが、今の時代ハラスメントになるようなことは絶対に認められないので、中堅社員を呼出、注意をします。そして本件について若手社員に確認に行くようなことをしてもいけないと通知します。

しかし本人は悪いことはしていないとの思いが強く、なぜそのようなことを言われているのか全く分からないといった感じです。

この中堅社員は仕事はできるのですが、他の人にも同様の成果を求めるため、ちょっと問題児扱いとされております。

このハラスメントについての注意は何度も行っており、治らないのは本人にも治すつもりがない気持ちが強いのではと思いました。

この問題は本社へも伝わり、しかっり対応をするよう指示がきました。

私としては仕事面で頼りにしていたのですが、このような状況では仕事にならないので立て直してほしい支店もあったので転勤をしてもらうこととなりました。

無事落札#27

結局外資系メーカーより当初いただいていた見積りよりも下がった金額で提示をいただけたため、予定通りの入札で進めることとしました。

色々ありましたが無事落札できました。

部署責任者へ挨拶へ行くと笑いながら、これだけ色んな問題が起きた入札は初めてだと言われ、これからよろしくと言っていただけました。

本社会議へ参加し大型案件の受注報告と少しぐらい嫌味を言ってもいいだろうと思い、「一番の敵は社内にいましたね!」と報告すると会長、社長とも苦笑いしておりました。

導入スケジュールを作成し本社からの支援も受け作業に入ります。

導入作業も順調に進み稼働日近づいてきました。

この施設で役員の中に非常に気難しい方がおられ、みなさんこの役員との打合せ時には苦労されており、少しでも手際が悪いと怒鳴られるシーンをよく見てきました。(今ではハラスメントで問題になりそうですが、当時はまだそこまでではなかったです)

毎朝この役員と社員のMTGがあり今回当社で採用されたシステムを使用するので操作説明にきてほしいと連絡があります。

誰に行ってもらおうか考えていましたがここで問題になると後々響きそうなので私が行くこととします。

社員の方も操作ミスをすると怒られるとの思いが強いため、必死に覚えようと質問してきます。マニュアルと簡易マニュアルを作成し渡していたのですが、皆さん熟読しておられ、そんな機能あった?と思うような質問も出てきます。

いつも行っている内容を聞き、操作の流れを伝えます。

現場の方から明日の朝MTGに立会いで一緒にいてほしいと依頼を受けたので同席することとしました。

翌日朝のMTGに参加するため、いつもより早く7時過ぎに現場入りし、システムの動きを確認します。

システムの動きに問題が無さそうなので開始時間まで待機しているとい役員の方が入って来られ、挨拶をします。すると何で居てるの?と言われ、システムが新しくなるので立会いで来ましたと伝えます。

朝の定例MTGが始まると順調に各自発表を行い進んでいきます。

そこで役員の方が今の画面を分けて見せてくれと言って来られ社員の方が操作ミスをします。これはヤバいと思いすぐに私から「その操作ではなくこの操作をしてください」と伝えたところ役員の方が思っていた画面に切り替わったようで何事もなく朝の定例MTGは終了しました。

後で操作をしていた社員の方からお礼を言われ、よくあの役員の言ったことがわかりましたね!と言って来られ、何となくです!と言うと笑っておられました。

初日稼働は問題無く終わることができました。

検収も無事完了し、順調に稼働していたところ、突如システムダウンの連絡が入ります。仮想化、冗長構成の仕様でしたがシステムダウンが起こり運用に支障がでました。

仮想ソフトに障害があったようでソフト会社に連絡を入れますが外国の会社の関係で中々返答がありません。しかも色々な手順を踏まなければ質問もできない状況です。

おとなしかったシステム室が息を吹き返し、改善資料の提出を求めてきます。

出しても出しても次々と資料の提出を求めてきます。

こちら側の問題なので何とも言えないところですが、他の施設では発生しない障害が起こり困った状況が続きます。

本社ベッタリマンと競合会社の関係#26

本社へ報告を出し入札では当社仕様で入札なる可能性が高いことを伝えました。

本社からは評価の声が上がる一方、社長ベッタリマングループからはあら捜しに必死になっているようだと連絡があります。

「仕事しろっ!!」と言ってやりたいですが、こういう連中には何を言っても通じないので(いつも言語が違うと思っています)気にしないようにしています。

本社から支援が入ることとなり私より若いですが、すごく優秀な営業兼マーケティング担当が応援に来てくれることとなりました。

早速本社から応援に来ていただき現状確認をしていただきます。

部署責任者の方へ紹介するとかなり気に入られ、部署責任者の方が考えている将来システムのことについても相談していきたいと言ってきます。

そうこうしている間に入札となり、私は資料作成等で日夜事務作業に没頭しておりました。

入札前に現在納入している販社から連絡があり、うちを通すようにと言ってきます。

何もしていないのに、入札の時に現れてマージンを取ろうという魂胆です。

先方も当社がそう思っているだろうと思い、今後のトラブル等についてや保守についてもしっかりと対応していくので信用してほしいとのことです。

地元の販社を使うことについてはメリットもあるので、お願いすることとしました。

これ以上の妨害はもう起きないだろうと思い入札に挑もうとしたところ、現在導入している外資系メーカーからデータ移行費用について上乗せ金額の提示がありました。

実は予想していたので、その代わり導入されているシステムすべて当社で入れ替えることにしますね!!と連絡を入れました。

するとこの外資系メーカーの役員から本社ベッタリマンへ連絡が行き、話が違うと連絡が行ったようです。

このベッタリマンが裏工作し入札前に費用上乗せで合意するような話をしていたようです。

施設の部署責任者には事前に入札前に金額のつり上げや、難癖を付けてきたら全部のシステムを当社で入札すると伝えており、了承をいただいていました。

最後まで油断はできないです。何通りものシュミレーションを行っていて正解でした。

本社役員へも報告を出し、私のやり方で入札しても良いと了承もいただいていたので、すべてを取りに行く見積りで入札に臨もうとしたところ、ベッタリマンから連絡があり当初の予定通り一部は外資系メーカーのシステムを残す仕様で入札してほしいと言ってきました。

そうであれば今提示されている移行費用の減額をしろと伝えます。

前にもらっていた金額よりも更に下げるようにしろ!!と言い、今日の夕方までに返答、見積りが来なければこの話は無かったこととする!!と伝え電話を切ります。

このベッタリマンは何処の会社の奴なんだ!といつも思います。

力ず良い助っ人参上#25

思わぬ助っ人で採用に向けて大きく動きがありました。

最終的には価格面が最重要視されるので既存システムからのデータ移行費用や当社システムの費用を合わせ見積書を作成します。

ここでまたシステム室の登場です。

今までは更新について否定的だったシステム室ですが更新される確率が高くなってきたと思い自分たちの見せ場を作ろうと見積りについて難癖を付けてきます。

少しでも価格を下げシステム室も貢献していることろを見せつけたいと考えたようです。

当社としてもここまでくれば何としてでも受注したい気持ちが強くなりある程度の価格調整には応じようと考えておりました。

しかしこのシステム室が予想以上に張切り、ありえない値引き要求を突き付けてきます。

流石に赤字での受注は仕事にならないので、どうなるかわかりませんでしたが掛けにでることとしました。

「現状提示いただいている金額では到底対応不可能な金額となるため、今回の商談は残念ではありますが手を引かせてもらうにしました」と伝えました。

システム室の責任者が一瞬顔が引きつったように見えたのですが、「そうですか?残念ですね」と言って来られ、このハッタリは失敗かと思い施設を後にしました。

施設を出て5分後ぐらいに見慣れない番号から携帯に着信があります。

出てみると部署責任者の方からの電話で「話は聞いている、まだ近くにいるのであれば戻ってきてくれないか?」と言っていただきましたので、すぐに戻りますと伝え電話を切ります。

指定された部屋へ入るとシステム室責任者と部署責任者の方がおられ、話をすることとなりました。

部署責任者の方より今更降りられるとこちらの立場が無いと言ってこられ、確かにそうですね!と返答します。しかし我々も企業なので赤字での受注は受けることができないことを伝えます。

システム室がやりすぎだと言われ、謝罪がありましたがこの金額で上層部にシステム室が提出したようなので金額の修正が難しいところがあると言って来られました。

システム室が点数稼ぎにまだ交渉が成立していないにも関わらず、この金額で契約にもっていると役員に提出したようです。

今回の入札について一部のシステムを削除し価格調整が可能か聞いてきました。

可能ですが、提案したことは出来なくなることを伝えると、それはわかっているので今回の見積りはこの仕様でもう一つの見積りで残りの仕様を入れた見積りを作成してほしいとの依頼です。

別に不正をするとかではなく、大型案件では入札となるが、もう一つのカスタマイズ対応見積りは部署予算で購入するので問題無いとのこと。

カスタマイズは部署からの要望なので見積りを分けることで資産としての購入と資産外としての購入に分けたいとのこと。

保守についても大元の基本仕様についての保守となるので問題無いのではないか?とのことです。

まぁカスタマイズを含めるか、分けるか、だけなのでこちらとしては何の問題も無いので承知することとしました。

商談から降りてほしい#24

しかしこれだけの大型施設となると抵抗勢力は1つや2つではすみません。

次はシステムを管理するシステム管理部の連中から色々と言われます。

現状のシステムで何も問題が起きていないのに新しいシステムを導入すると必ず問題が起こるので、できれば今回の商談から降りてほしいとの打診がありました。

システムで環境がよくなることよりも、彼らの仕事はいかに問題を起こさないかが仕事なので気持ちは分かります。

しかし我々も仕事なのでこの連中に納得いただき、協力体制を築けないと導入後のトラブル対応で別の問題が発生することにもなるので、何とか理解いただこうと接触を何度も試みます。

システム管理室の責任者が中々の曲者で何を言っても否定的にとらえ反論してきます。

ここでムキになってこちらも反論すれば相手の思うつぼとなりますので、ひたすら堪え、話を聞くようにします。

まずはこの施設訪問時は必ずシステム管理者へ挨拶訪問しコミュニケーションを取る様にします。

システム管理者を懐柔するまでには至りませんでしたが、ようやく世間話ができるような関係性まで築けるようになりました。

そこで最後のプレゼン機会をいただき、役員連中への最終プレゼンをすることとなります。

決定に大きな力を持っている部署責任者の方へは以前のプレゼンで評価をいただいておりましたので、こちらの方は大丈夫だろうと踏んていました。

すでにこの段階までくるのに、初期訪問から2年近く経過しております。

本社連中からは本当に受注できるか?と何度も言ってきます。

そんなのやってみないと分からないのと、受注できるつもりで仕事するのは営業として当たり前だと思うので、この本社ベッタリマングループからの嫌がらせや嫌味を言われることについてはほぼ無視していました。

役員連中へ最終プレゼンを行ったところ、概ね評価はいただけましたが社長より、良いシステムなのは理解できたが今のシステムで不満があるわけではないので変更する必要はあるのか?と他の役員連中へ聞かれました。

これはまずいなぁ~と思いながら今下手に発言すると揚げ足を取られかねないと思いしばらく様子を伺うこととしました。

すると大きな権限を持っていると言われていた部署責任者の方が席を立ち、中央部分に移動されました。

最後の最後でダメ出しか~と思い、もう一歩の壁が高かったな!と思いを巡らせていると、部署責任者の方から発言がありました。

「今の状態では何も問題無く仕事を進めることができるが、、、今のままで大きな進展は無いと思います。しかし今紹介されたシステムを導入することで新しい取組みに発展し今よりも活気出て、次の展開が開けるのではないでしょうか?、現状維持では衰退していくので次の手を打って行かなくてはいけないと私は思います!!」と発言されました。

私は「???」と頭の中で今何が起こっているのか理解するのに少し時間がかかりました。

思ってもいない発言を受け私が混乱している状態です。

最終的にこの部署責任者の方が話を締めくくられ終了となりました。

プレゼン#23

全体プレゼンが終わり各部署で再プレゼンを行うこととなります。

各部署ではそれぞれの使い方をしており、今まで行っていたことができることは当たり前でそれ以上のポイントを稼がないといけません。

プレゼン前に各部署の仕様を確認し、システム設定を行い各部署でプレゼンを行いました。

ほぼ順調に行え評価をいただけましたが、大きな権限を持っている部署については、かなり凝った仕様で使っており、当社でも新たな開発が必要であることが判明します。

この部署へのプレゼン日程が迫ってくるのですが当然開発は間に合わないため、どのように現状のシステムで評価が得られるか色々と策を練ります。

プレゼン当日、今できる内容でプレゼンを行い不足部分は現在開発中といった内容で行うこととしました。

会場を見ると後方端の方に見たことがある人物がいます。よく見ると現在採用されている外資系メーカーの営業がいるではありませんか!!!

これはこの部署の責任者が呼んだのだと思い、下手に事を荒立てても会場の雰囲気が悪くなると思い、別の案を急遽考え実行することとしました。

プレゼンが始まり、まず司会者としてこの部署の責任者が話をします。

その内容が今できていることは当然できて当たり前でそれ以上のシステムの提案でなければ意味がないと、先制攻撃を受けるところからスタートです。

やられたなぁ!と思いながらも急遽変更したプランで進めます。

挨拶後に今日は特別ゲストに○○会社の営業の方もお見えになられているので張り切ってやらせていただきます!!というと会場内が少し騒めき後方に皆さん目を向けます。

するとこの部署責任者の方が自分が招待したと言い、退席してもらった方がよいですか?と聞かれたので、本来であればルール違反ですが、同席いただいて結構です!と伝えます。

今回のプレゼンに少し自信があり、この外資系メーカーでは到底できないであろう仕様を盛り込んだプレゼンを行うようにしたため、逆にこの仕様が満たせるか確認するためにもOKとしました。

まずは現在当社にある仕様を説明し次に現在開発中の部分について説明を行います。すると部署責任者の方がいつ頃開発が終了するのか?聞いてきます。

3カ月以内に完了し、この仕組みが出来上がると更にこの仕組みが適用され、より部署内でも活用が便利になり、本来の仕事に集中することがきるようになると説明します。

部署責任者の方が、この競合メーカー営業に同じようなことはできるか?と尋ねます。

本国に確認しなければ何とも言えませんが、対応可能としてもリリースには1年以上かかると思います、と説明されます。

あえて同席させたのは、現状無いものをどれぐらいの期間で対応が可能かをわかっていただくためにOKとしました。

会場内からも今後新たに仕様の追加が出た場合の対応は?との質問があり、内容によるが現在と同じ期間でリリースすると説明すると、部署責任者の方もそうであれば、この会社(当社)を真剣に検討するべきだ!!と言いプレゼンは終了となりました。

終了後、部署責任者の方が来られ本当に対応できるのか?と聞いてきます。

今まで導入した施設でも同様の対応をしており確認いただいて結構です!と伝えると、今日のプレゼン内容が実現できるのであればこの部署としても前向きに進めたいと言っていただくことができました。

私が当初描いていた結果よりも大きな成果が出すことができ、良い仕事ができたと自己満足し、夜はこの地元の小料理屋に行き美味しくお酒を吞むことができました。

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