体調が悪く休んだ方が良いことは分かっていたのですが、代わりに対応してくれる人がいないため、休んでも連絡が来るので気持ちが休まらず結局出社したほうが早いとの考えになり無理に仕事を進めていました。
流石に39度近くの熱が続くと意識も朦朧とし診てもらったところ腎盂炎との診断でした。強制的に休みを取り携帯もオフにして2~3日療養しました。
売上げが上がるにつれ社内の問題も出てくるようになり、現場に向いて仕事をするグループと副社長に気に入られようと動くグループに分かれていきました。
会社あるあるですね。
現場を大事にするグループは大型案件を何件も受注してきて会社の利益に大きく貢献していました。
副社長に気に入られようとするグループ(いわゆるイエスマン)は社内システムの構築に力を入れていきます。この副社長グループが導入した社内システムは現場の動きとはかけ離れたシステムを採用し同じような項目の入力が何度もしなければいけなく、しかも別々の会社のシステムを導入したため、連携が取れないため、同じような入力を何度も行うこととなりました。
これはさすがに社内で問題となりシステム入力のために何時間もかかることから社長も激怒し副社長は自分は知らないといった態度を取ります。
結局副社長についていっていた人たちが責任を取ることとなり降格、及び減給となりました。
しかし副社長グループ連中はこれでは終わりません。副社長からとりあえず責任は取れと言われていたようですが、すぐ元のポジションに戻すと言われていたようです。
現場グループは大型案件の受注をしているのでそれどころではなく、開発連中と毎日喧々諤々と打合せを行っています。
導入時期に間に合わないといった案件も出てきて、副社長グループがここぞとばかりに会議で詰めてきます。どうやってシステムを完成させ現場から検収をもらえるかを考えるのではなく、なぜこのような案件を受注したのか?と言って詰めてきます。これはいくら話をしても根本の考えが違うため落としどころが見つからない会議となりました。
副社長グループはコストをできるだけ掛けずに大型案件もしくは案件を取るといった考えで現場グループは多少無理をしてでも受注し新たに開発を入れることで会社独自の優位性を作っているといった考えです。
システムは常に進化していなければ舞台から脱落することはどこの世界でも同じなのでコストを掛けず都合よく受注できる案件などほぼ皆無に等しいのではないと思います。
副社長グループは実績は上げりませんが、現場グループも新たに開発する案件が多く思うような利益が上がらない状況が続きます。
#7へ続く