副社長ベッタリマンと同行し施設の導入責任者と面談することとなりました。

西の方で初の大型案件となるため、会社としても導入し実績の積み上げを行いたいとの思惑もあり、ベッタリマンも説得する方向で話をするようです。

しかし施設責任者は万が一当社が別の施設で落札した大型案件で導入できず損害賠償を請求された場合倒産することもありえるのでは、、、と言われます。

そのような冒険するようなことはできないと言われます。

当社としては問題無いことを伝えますが(当たり前ですね)納得はしてくれないまま交渉は終了となりました。

ベッタリマンが本社でどのような報告するかはわかりませんが、ベッタリマンが本社へ戻るのを見届けてから、私はそのまま現場に残り施設の現場担当者と面談することとしました。

そこで現場担当者からの案で大手システム会社を導入窓口として当社はその下請けのような形で導入すれば何かあった場合でもその大手システム会社が責任を取る形となるので施設責任者も納得するのではないか、との案です。

早速現場担当者より大手システム会社へ連絡を入れていただき担当者と面談することとなりました。担当者も最初は渋い顔をしていましたが中々この施設へ入り込めるチャンスが無かったので前向きに検討すると言っていただきその日は終了となりました。

後日大手システム会社から今回の協業について受け入れると連絡がありました。

本社ベッタリマンに今回の途中経過については説明せず、話がまとまった段階で報告を上げました。

ベッタリマンも本件については社長から絶対に失注するようなことは無いようにときつく言われていたようで、途中経過報告が無いことは少しイラついていたようですが、すぐに副社長、社長へ報告を上げるとご機嫌で電話を切りました。

しかしそうは上手く事は運びません。今度は副社長グループが私が落札した案件の導入に向けて副社長配下の人たちを送り込むと言ってきました。

今までの経緯も分からずに入ってくると現場の人たちと揉めるだろうなーと思いましたが断り切れず受け入れることとしました。

この受け入れたことが私の予想していたように現場の人たちからクレームが私のところへきます。