思わぬ助っ人で採用に向けて大きく動きがありました。
最終的には価格面が最重要視されるので既存システムからのデータ移行費用や当社システムの費用を合わせ見積書を作成します。
ここでまたシステム室の登場です。
今までは更新について否定的だったシステム室ですが更新される確率が高くなってきたと思い自分たちの見せ場を作ろうと見積りについて難癖を付けてきます。
少しでも価格を下げシステム室も貢献していることろを見せつけたいと考えたようです。
当社としてもここまでくれば何としてでも受注したい気持ちが強くなりある程度の価格調整には応じようと考えておりました。
しかしこのシステム室が予想以上に張切り、ありえない値引き要求を突き付けてきます。
流石に赤字での受注は仕事にならないので、どうなるかわかりませんでしたが掛けにでることとしました。
「現状提示いただいている金額では到底対応不可能な金額となるため、今回の商談は残念ではありますが手を引かせてもらうにしました」と伝えました。
システム室の責任者が一瞬顔が引きつったように見えたのですが、「そうですか?残念ですね」と言って来られ、このハッタリは失敗かと思い施設を後にしました。
施設を出て5分後ぐらいに見慣れない番号から携帯に着信があります。
出てみると部署責任者の方からの電話で「話は聞いている、まだ近くにいるのであれば戻ってきてくれないか?」と言っていただきましたので、すぐに戻りますと伝え電話を切ります。
指定された部屋へ入るとシステム室責任者と部署責任者の方がおられ、話をすることとなりました。
部署責任者の方より今更降りられるとこちらの立場が無いと言ってこられ、確かにそうですね!と返答します。しかし我々も企業なので赤字での受注は受けることができないことを伝えます。
システム室がやりすぎだと言われ、謝罪がありましたがこの金額で上層部にシステム室が提出したようなので金額の修正が難しいところがあると言って来られました。
システム室が点数稼ぎにまだ交渉が成立していないにも関わらず、この金額で契約にもっていると役員に提出したようです。
今回の入札について一部のシステムを削除し価格調整が可能か聞いてきました。
可能ですが、提案したことは出来なくなることを伝えると、それはわかっているので今回の見積りはこの仕様でもう一つの見積りで残りの仕様を入れた見積りを作成してほしいとの依頼です。
別に不正をするとかではなく、大型案件では入札となるが、もう一つのカスタマイズ対応見積りは部署予算で購入するので問題無いとのこと。
カスタマイズは部署からの要望なので見積りを分けることで資産としての購入と資産外としての購入に分けたいとのこと。
保守についても大元の基本仕様についての保守となるので問題無いのではないか?とのことです。
まぁカスタマイズを含めるか、分けるか、だけなのでこちらとしては何の問題も無いので承知することとしました。
コメントを残す