1月4日の稼働立会いを行います。

ほぼ施設からの要望を聞き入れたシステムとなったため、既存システムとは大きく違うカスタマイズされたシステムとなりました。

そのため、稼働日ではデータがきちんと処理されるか、またデータがしっかりと流れるか、を懸念しておりました。案の定稼働日初日はデータが飛ばないことや処理されない状態が頻発しますが、開発も現場にきているため即時対応していきます。このような状態で初日は何とかやり過ごすことができた状況です。

安定稼働とは程遠い状況ですが、1ヵ月常駐し安定稼働となったため、一時撤収としました。

しかしここから本社副社長グループからの攻撃を受けます。本社から送り込まれたオッサンSEには仕事をさせなかったことが今回の稼働に結び付いたことが面白くなかったようで、会議の席で利益が少ないや色々と難癖を言ってきました。

この施設で対応したシステムを会社の基本システムとして売り出すことも決まったのですが、今回の導入では利益が少ないとのことです。

送り込んできた使えないオッサンSEの経費が余分になっていることを伝え、今回の導入にかかった経費を資料として提示しました。

本当にこの副社長グループは会社で何がしたいのか、現場一生懸命働いている人たちの邪魔ばかりして困った連中です。

今回の導入が上手くいったこともあり、別の地域で同様の入札参加の資格を得て落札することができました。

この2件の導入で会社には大きな利益が入りボーナスが期待できると皆大喜びでした。

が・・・副社長グループが落札したシステムについて稼働日に間に合わず、またシステム的にも今後時間を掛けても施設仕様には程遠いとの理由で解約及び損害賠償請求を受けることとなりました。

そのためボーナスは今期出せないとの通知が届きます。

私たちが頑張って売上げを上げた利益が損害賠償請求に充てられたためです。

会社なので全体責任になるのはわかりますが、理解できても納得は出来ない状況です。

損害賠償では会社が上げた利益だけでは支払いきれず、副社長の個人資産から会社へ貸出しといった形で何とか倒産は免れました。

会議では副社長が身銭を切ったとやたら報告されるのですが、そもそも本人の失敗を棚に上げ自分が会社を救った感じを出してくのはどうなのか?と思い流石に一体何がやりたのか教えてくれと発言をしたところ賛同する人達からも色々と意見が出てきました。

副社長のおっさんベッタリマンが大手通信会社から転職し自分が勤めていた会社ではこうやっていたと発言し会議出席者を呆れさせます。

さて、このような状態が続くようであれば会社が危ないのではないか、と会議後に有志だけ集まり打合せを行いました。みなさん前向きに考える人達ばかりで、よくこの会社にこれだけのやり手がそろっているな!と感じます。

とにかく新たに開発したシステムの拡販に力を入れることで打開していこうとなりました。

その後しばらくして副社長グループのおっさんベッタリマンが退社しました。

今回のことだけではなく、他の案件でも口を出し現場をかき乱し問題を起こしていたようです。本当に困ったおっさんでした。大手通信会社に勤めていましたが本当に通用していたのですかね?とみな口々に言っておりました。

やっと変な奴がいなくなったと思っていたところ次は大手旧財閥系の会社から副社長にスカウトされまた癖の強いおっさんが入社してきました。