本社へ顧客より今までの対応を評価いただき、次の提案ができることを報告しました。
すると前任で逃げ回っていた担当者が自分が提案に行くと言い出します。
この担当者(Aとします)はとにかく社長と副社長(副社長が採用した人物)に気に入られようと必死で社内営業をしておりますが、残念なことに(私にとって)商品の知識は現時点では高いため、しぶしぶ了承することにしました。
Aが張り切って現地訪問するので同行しデモ、プレゼンの準備に取掛ったところ、現地担当者から何しに来たの?とAに向かって言いました。
これはまずい雰囲気になるなと思い、今までの件についてもお詫びと新製品について説明のため同行をお願いしました、と伝えたところ、あっそうと言われ奥に行かれました。
まずいな~と思っていたら担当者の方から呼ばれ、あんな感じで良かった?と言われ私が苦労していたのを見かねてわざと言ってくれたようです。
その後、プレゼン、デモについてはちゃんと聞くよと言っていただけました。
追加で提案したシステムを気にっていただき見積り依頼をいただけました。
Aが本社でどのような報告をするかは目に見えていますが、まずは売上げを上げることが先決です。
社内営業はAに任せスピードが大切なので見積りと提案資料を提出します。
入札方式を取るとのことで似たようなシステム会社と競合入札となり仕様面も含め無事落札となりました。
しかし導入に向けたスケジュール調整のため、訪問すると担当者の方が異動になると聞かされます。
担当者の本部へ異動となり、せっかくシステム導入まで動いていただいたのに残念でなりません。
でも考え方を変えて担当者が本部へ異動となるのであれば本部へ営業をすれば良いのではないか、と思い担当者の方へ異動されたら挨拶訪問させていただいてよろしいですか?と尋ねたところ、ぜひ顔を出してくださいと言っていただけました。
やはり人間関係をおろそかにせず、しっかりと対応していれば良いこともありますね。
その後、担当者の方が本部へ異動され思ってもいない大型商談に参加できることになります。
#4へ続く。
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