副社長グループが落札したシステムは当社ではまだ知識も無く、もちろん作ったこともないシステムなこともあり、私が落札した施設から呼び出しがありました。

いやな予感を抱えながら指定された日時に訪問します。

早速事務部へ来てほしいとのことで訪問すると、ただならぬ雰囲気です。

早速ですが先日御社が東北地方で落札したシステムの件で話があります、との出だし。

来たか!と思い、できるだけ顔の表情に気を付け聞きます。

今回落札したシステムですが、納入実績はありますか?今までこのようなシステムを作った実績は?と矢継ぎ早に聞かれます。

納入実績も無ければ作成実績も無いことを伝え、新たに社内でプロジェクトを発足し対応していく予定です!と伝えたところ。。。

こんな大型システムをよく実績も無いのに入札に参加しましたね、と。。。実績が無ければ絶対に失敗する!と言われます。

そのため本施設に納入予定のシステムにも弊害があると思われるので落札を辞退してほしいとのことです。

そうきたか。。と思い、持ち帰り後日返答することとしました。

本社へ報告を上げると副社長ベッタリマン数人からそっちの案件が元々仕様に合って無かったのではないか?と訳の分からないことを言ってきます。

当社にある製品の仕様を出し落札したのに仕様に合って無いとはどういうことですか?と聞き返すと、そもそもそんな入札することが悪いとか言い出すやつまで出てきました。

さすがに社長が出てきて、お前らいったい何を言っているんだ!とかなり強い口調で言ってくれました。

私が落札した施設への説明に本社より副社長ベッタリマンが同行し説明に行くこととなりました。

#8へつづく