さて、このガラの悪い社長の会社と協業したところ、地元では中々顔が広く紹介案件をいただき導入サイトが広がりました。
またデメリットとして癖の強い会社のため、敵も多く営業秋ではまったく話もきいてくれない施設もありました。
他の販社と話をしていると必ず割り込んできて商談をぐちゃぐちゃにしてしまいます。同業他社からは劇薬に手をつけたね、と言われる次第です。
当面はこの地域に関してはこの販社で進め他の地域へ営業を掛けていきます。
少しずつですが、会社の知名度も上がり痒いところに手が届くシステムを開発している会社だと評判が立ちました。しかし悪い評判も立ち対応は早いがシステムの不具合も多いとの評判も出回ります。表裏一体ですね。
ただ障害が発生してもエンジニアにすぐに対応していたこともあり、大手メーカー及び外資メーカーから当社に対しネガティブキャンペーンが展開されました。
特に日本の大手メーカーがありもしないことを営業先に伝えて回っていることがわかりました。例えば手形で不渡りを出しているとか(手形は発行していない)ボーナスが出なかった等(少ないですが出ていました)このようなことを言って回りこの会社危ないですよ~と営業トークで全国展開しています(全国に支店がある大手会社なので)。
この展開は想像を超えていたので結構対処に苦労しました。問題無いことを証明することが難しいからです。(痴漢を疑われ、していない証明は難しいですよね)
外資メーカーは分かり易く、買収案をもってくるか協業案を持ってきます。
日本の大手メーカーは入札案件になると入札する施設から半径10km以内に営業所があることや、導入施設が500件以上あること等と仕様書案を施設へ提示してきます。大手の論理ですね。
俯瞰的にみれば面白い現象です。これはシステム、商品では負けるけど会社規模では負けませんよ、と言ってきてるようなものです。
このような会社と戦うには知恵を絞りだし、行動していくしかないと考えました。私の管轄する事務所では営業も増員し現場回りを徹底的に行うことをしていきました。
やはり現場を大事にしていると味方がどんどん増えてきます。
大手会社のファンである施設や担当者からの嫌がらせを受けながら地道に営業活動を続けていきます。
その成果がどんどん出始め導入施設が増えていきます。今ではブラック企業といわれるような働き方をしていました。
特に苦痛ではなく何か達成感が味わえる感じがとても楽しく、また年末年始も何年も休めなくなる状況してたが、休める時はとても休日を大事に過ごすようになります。
このような仕事になると世間が休日の時にシステムの導入、切換え作業を行うため、友人達と一緒に遊ぶ機会が極端になくなりました。
そのため、1人で遊べることを考え、サーフィンや大型バイクの免許を取りに行きますます友人との関係薄れていくことになりました。
しかし体は正直でずっと微熱が続いていたのですが、39度の熱が出始め診てもらうと過労で腎盂炎になっていると診断を受けます。このままでは透析が必要と言われたので夜中まで働くのは控えるようにしました。
#6へ続く
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