#1からの続きです。

社長に告げ口のような形ではありましたが、社長も本件については注視していたとのことで、報告が上がってこないのでこちらから連絡しようと思っていたところだと言われます。

報告は何度もあげていることを伝え、既に提出していた報告書を再提出し今までの経緯について確認をいただきます。

社長からは会社として全面的にバックアップするとの約束をとりつけました。

本社のバックアップ体制は整いましたので、顧客の元へ毎週船に乗り通い続けます。

同行してくれているエンジニアには、もう毎週こなくていいよと言われるまで通い続けようと伝えました。

そして毎週通い続け現場担当者と密に打合せを行い、その場で開発へ連絡し改善点を伝えます。修正したプログラムを送付され、インストールし現場担当者に確認いただくことを続けました。徐々に担当者とも普通に会話ができる関係にまでなり冗談も言える関係性を築くところまできました。

担当者からは自身のアイデアがシステムに反映されるため、もう来なくていいよと、言われるようになるまでと言っていたのですが、担当者の意見がシステムに反映されるためかなりご機嫌な状況となり次いつ来るの?と逆効果となる状況になりました。私の思惑とは違いましたが関係性は改善され良い状況にはなれたので良しとしました。

運よく本社開発に転職してきた業界では有名なプログラマーがいたことも対応できた要因の1つです。なぜこの小さな会社に入社してきたのかはわかりませんが非常に心強い味方ができ助かりました。担当者からの要望を全て対応していただき、それ以上のシステムを提供もすることが出来ました。

半年ほど通い続けようやく担当者より、もうこちらから連絡がなければ来なくていいよ!と言っていただけました。

しかし営業としてはかなり経費も使ったことから、欲が出て追加のシステム提案をさせてほしいと伝えたところ、いいよ!と思ってもいない返答をいただけます。

#3へ続きます。